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日本歯科保存学会2022年度春季学術大会(第156回)

大会長挨拶

時代とともに変わりゆく保存治療
「不易流行」

日本歯科保存学会2022年度春季学術大会(第156回)
奥羽大学歯学部歯科保存学講座歯内療法学分野
大会長 木村 裕一

 この度、日本歯科保存学会2022年度春季学術大会(第156回)を奥羽大学歯学部歯科保存学講座(歯内療法学分野)が主管して開催させて頂くことになりました。本大会は「時代とともに変わりゆく保存治療―不易流行―」をメインテーマとしています。不易流行とは「不変で本質的なものの中にも、新しい変化を取り入れる」という意味です。歯科保存学は時代とともに絶えず進歩して変化しておりますが、本質的なところは変わりません。まさに不易流行という言葉があてはまると考えました。
 本大会は、特別講演・教育講演・シンポジウム・認定研究会そして一般発表で構成されており、これは従来の学術大会と変わりませんが、大会テーマにある新しいものを取り入れた大会にしたいという願いがあり、シンポジウムを少し充実させました。
 日本歯科保存学会は、修復・歯内・歯周の3領域からなりますので、各領域での最先端の内容と今後の方向性を盛り込むため、3つのシンポジウムを柱として開催することにしました。それぞれの分野の最前線でご活躍の先生方を予定しています。ただ特別講演は3領域からというわけにはいかず、歯内の領域からになりました。基礎的な観点から、臨床を改めて見直すということで、基礎的な内容を予定しています。それに加えて、歯科保存学から歯科医師が目指す医療として学会主導型シンポジウム、教育講演を開催する予定です。
 開催予定地である福島県は酒造の数が多く、63にもなります。これは全国で4番目に多い数です。しかし、数が多ければよいというものではありません。日本酒の質に関しては全国新酒鑑評会で連続金賞受賞数日本一を7年連続で維持しており、質はまさに日本一といえます。果物も名産品であり、特に桃は有名で「あかつき」「はつひめ」「ゆうぞら」など多くの品種があります。また、福島県は自然が豊かで、風光明媚なところが多くあります。ぜひ、来県して観光していただきたいところです。
 新型コロナウイルスの流行がいまだにおさまらず、現地開催が危ぶまれていますが、Web開催となりましても、内容に変わりはありませんので、是非とも参加していただければ幸いです。
 今大会が、日本歯科保存学会の会員の皆様に少しでも新しい変化となることを期待しながら、我々スタッフ一同、多くの方の参加をお待ちしております。